白内障予防に効果的なビタミンCをとり、水晶体を老化から守る

水晶体は酸化することで濁る

 白内障は、目の水晶体が白く濁ることが原因で起こります。水晶体にはレンズの役割があり、厚みを変えることで、物をみるときにピントをあわせています。健康な人の水晶体はほぼ透明で、約65%の水分と残りはタンパク質などでできています。

 濁りの原因は、老化の影響で水晶体が酸化されるため。水分量が減り、タンパク質が変性して水晶体が硬くなって、濁ってしまうのです。透明度だけでなく、弾力性も失われてピント調節にうまく対応できず、物がみえにくくなります。

 一度濁った水晶体は、元に戻すことはできませんが、酸化を抑えることで進行を遅らせることはできます。そのためには、ビタミンCの摂取がすすめられています。

水晶体を老化から守る

水晶体は若い時はやわらかく透明ですが年齢とともに酸化し濁り、硬くなる

老化をブロックするビタミンC(水晶体の酸化を防ぐのに効果的)

  • 抗酸化物質を多く含み、水晶体の濁りや酸化を抑制する。
  • 水溶性ビタミンのため、多くとっても尿からすぐに排出されてしまうので、こまめに摂取するようにする。
  • とり過ぎると、気持ちが悪くなったり、下痢を起こすこともあるので、とる量に注意する。

さまざまな食べ物からビタミンCをとる

 ビタミンCは抗酸化ビタミンと呼ばれ、活性酸素の害から細胞を守る働きがあります。

 また、ビタミンCにはコラーゲンを合成する働きもあります。コラーゲンは血管や皮膚、粘膜の強化に役立つため、目の粘膜を健康に保つためにも有効です。

 ただし、ビタミンCは水溶性ビタミンなので、体内に長くとどめておくことができません。ですから、ビタミンCをとるときは一度に大量摂取するより、こまめにとったほうがよいでしょう。また、水溶性なので、ゆでる、煮るといった調理法では損失が大きくなります。生で食べるか、電子レンジ調理や炒め物にするのがおすすめです。

ビタミンCを多く含む主な食べ物

野菜

  • 赤ピーマン  51mg/1個30g
  • 黄ピーマン  45mg/1個30g
  • ブロッコリー 84mg/1/3株70g
  • 芽キャベツ  24mg/1個15g

果物

  • レモン(果汁) 15 mg/1個分30ml
  • すだち(果汁) 4mg/1個分10ml
  • ゆず(果汁)  10mg/1個分25ml
  • グアバ    220mg/100g

ビタミンC必要摂取量 80mg/日

参考資料「目の病気」