抗酸化物質を取り入れて老化を抑え、加齢黄斑変性症の進行を防ぐ

緑黄色野菜でアンチエイジング

 老化は、細胞の酸化によって促されます。その酸化の原因となるのが、活性酸素です。加齢黄斑変性症は、加齢に伴う細胞の老化が発症・進行の引き金になります。つまり、この活性酸素による害を防ぐことが進行を抑えることにつながります。

 そこでおすすめなのが、食事によるアンチエイジングです。つまり、抗酸化作用がある栄養成分を積極的にとることです。

 代表的な抗酸化成分には、βカロテン、リコピン、ルテイン、アスタキサンチンなどのカロテノイドがあります。これらは“フィトケミカル”と呼ばれる化学物質で、多くは植物由来の天然成分です。また、ビタミンA・C・Eにも抗酸化作用があり、アンチエイジングに効果的です。

緑黄色野菜に含まれるカロテノイドが老化を防ぐ

βカロテン

体内でビタミンAに変化する。抗酸化作用があり、体内に発生する活性酸素を取り除く。視力を保ち、目の粘膜を正常にし、細胞膜が傷つくのを防ぐ。油で調理すると、吸収率が上がる。

にんじん    9100μg/1本100g
ブロツコリー  567μg/1/3株70g
ほうれん草   4200μg/1/3東100g
かぼちゃ    4000μ g/1/15個100g

リコピン

β力ロテンの2倍以上の抗酸化力をもつ。主に赤黄色の野菜に多く含まれ、β力ロテンと同様、加熱したり、油で調理することで、より吸収しやすくなる。
なす、ピーマン、トマト、さくらんぼ、スイカ

「目で見る力ロリー辞典J(学研パブリッシング)、『日本食品標準成分表2010』を参考

吸収率を高める調理法で、サプリメントで補給も

 抗酸化成分を効率よくとるには、その性質を知り、適切な方法で調理することが大切です。

  β力ロテン、リコピン、ルテインは脂溶性なので、脂質と一緒にとると吸収率が高まります。緑黄色野菜は、サラダにしてオリーブオイルのドレッシングを組みあわせたり、油で炒めたりするのがおすすめです。

  また、抗酸化ビタミンのうち、水溶性のビタミンCは排出されやすいため多くとってもかまいませんが、AとEは脂溶性で体内にとどまるため、摂取量を守ることが大切です。
抗酸化成分は食事でしっかりとるのが基本ですが、どうしても足りないことがあります。その場合はサプリメントを上手に利用しましょう。

ルテイン

抗酸化作用の強い物質。加齢黄斑変性症や、白内障の進行を抑えるのに有効で、網膜の黄斑と、水晶体に存在する。
ほうれんそう、ブロッコリー、芽キャベツ

  • 老化に強い味方ビタミンACE(エース)
    β力ロテン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンEは、活性酸素の発生を防いだり、抗酸化成分を多くもつなどの効力から、ビタミンACE(エース)と呼ばれている。血液の流れをスムーズにして、目によいほか、生活習慣病にも効果がある。ビタミンACEが老化を抑える。
  • 抗酸化作用のあるアスタキサンチン
    サケやイクラ、エビ、力二などに含まれる桃赤色の色素成分。抗酸化力がとても強く、黄斑の障害を治すのに有効とされている。ルテインとあわせてとると、効果が倍になる。力二の赤色が、身体の酸化を防ぐ。

参考資料「目の病気」