天然色素アントシアニンを摂取して、疲れ目や目の老化を改善

アントシアニンが眼球内の毛細血管を強くする

 近年、植物のもつ色素成分にさまざまな効果があることが研究によって明らかになってきていますが、アントシアニンもそのひとつです。ポリフェノールの一種で、主に赤や青紫色の天然の色素成分のことです。

  アントシアニンには強い抗酸化作用があり、細胞が酸化して老化が進むのを抑える働きがあるといわれています。これにより目の毛細血管の細胞に働きかけ、老化を防ぐ効果があるとされています。

 毛細血管が健康な状態に保たれることで血流が確保されると、目の機能全般が活性化されます。さらに、アントシアニンには網膜でのロドプシンの再合成を高める働きもあり、眼精疲労の予防。改善にも役立つといわれています。

青紫色の天然色素アントシアニン

アントシアニンとは
 ブルーベリーなどに含まれる青紫色の色素。光合成によって作られる植物の色素である、ポリフェノールの一種で植物が、紫外線から実を守るためにアントシアニンが作り出される。

アントシアニンが目に及ぼす作用

  • 毛細血管を強くし、血流を改善する
  • 網様体の働きを活性化する
  • 眼球が感じた光を脳に伝える物質、ロドプシンを作る

ブルーベリーやカシスなどに多く含まれている

 アントシアニンは赤や青紫の色素成分なので、こうした色をもつ植物に多く含まれています。

 代表的なのが、ブルーベリーやビルベリー、カシス、ぶどう、いちごなどです。そのほか、黒豆や紫(赤)玉ねぎにも含まれています。これらを食べることでアントシアニンを摂取できます。

 ただ、食品からとれるのは、摂取量としてはごくわずかです。そのため、ヨーロッパでは錠剤が医薬品として扱われているほどです。

 日本では、サプリメントとして多種類市販されています。食事からとるのが基本ですが、十分な量をとれないときはこうしたサプリメントを利用するのもよいでしょう。

アントシアニンを多く含む主な食べ物

  • 黒豆 ブルーベリーなどに含まれる青紫色の色素。光合成によって作られる植物の色素である、ポリフェノールの一種
  • ビルベリー 野生型のブルーベリー。栽培型のブルーベリーよりもアントシアニンが10倍多く含まれている。
  • カシス ブルーベリーの3倍以上のアントシアニンが含まれる。眼精疲労に加え、血流も改善する。
  • その他 ブルーベリー、赤ワイン、ぶどう、紫(赤)玉ねぎ、いちご

暗闇でもモノがハッキリみえる!?

第二次世界大戦中、イギリス軍の兵士がいつもパンにブルーベリージャムを塗って食べていた。彼は「暗闇でもモノがハッキリ見える」といい、その証言に興味をもったイタリアとフランスの学者が、ブルーベリーと目の関係を研究。そして、アントシアニンの効用がわかった。それ以来、ブルーベリーは目によいと言われている。

参考資料「目の病気」